株式投資入門

猫でもわかる株式投資の仕組み

バリュー投資とは?

バリュー投資とはなにか?

バリュー投資とは、簡単に言うと「割安な株を買う」ということです。では、割安、とはどういうことでしょうか。株式とは、会社の「所有権」です。(下の記事参照)

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会社の所有権に対して、現在の株価が安ければ、「割安」と判断します。

 

会社の価値の判断方法

では、会社の所有権の価値はどのように判断するべきなのでしょうか。

大きく分けて二つの方法が考えられます。

まず、一つ目は、会社の資産に着目する方法です。会社は、工場、土地、現金などの資産を持っています。一方で、会社は、株式を発行する以外にも、銀行から借金をして資金を調達することがあります。これは負債と呼ばれます。

資産から、負債を引いたものが、株主に帰属する会社の価値なのです。

もう一つの方法が、会社の利益に着目する方法です。(本当は「キャッシュフロー」に着目しますが、とりあえず、「利益」としておきます。)

会社の生み出す利益は、株主のものです。会社が利益を生み出すと、それは配当や、株価の上昇といった形で、株主に還元されます。この将来生み出す利益を会社の価値と考える方法です。

 

割安度の判断指標

一つ目の方法による場合、PBR(株価純資産倍率)が良い指標となります。PBRは、株価を一株当たりの純資産で割ったもので、現在の株価は、会社の純資産から考えた会社の価値の何倍か、ということを表す指標です。

二つ目の方法による場合、よく使われる指標は、PER(株価収益率)というものです。PERは株価を一株当たりの純利益で割ったもので、今の株価は会社の何年分の利益か、という指標になります。また、DCF法(ディスカウントキャッシュフロー法)という方法もありますが、またの機会に解説します。